整体・接骨院・整形外科の違い
こんにちは!整体師のリュウです。
今日は、僕が現場にいるときによく聞かれる質問で、
「整体と接骨院と整形外科ってどう違うの?」
という内容をお伝えします。
これを知ることで、ご自身がどういうときにどこを利用すればいいのか分かることが出来ます。
分かりやすい大きな違いとしては、
「資格の違い」
です。
それ以外は、線引きが難しいところもあったりするので、細かく解説していきます。
◯どんな資格を持っているの?
それぞれの施設を運営するために必要な資格は以下の通りです。
整形外科→医師免許
整体→特になし
・整形外科
シンプルにここは病院ですので、医師免許が必要です。
もちろん、健康保険の取り扱いは可能で、薬の処方や手術なども可能です。
接骨院も健康保険の取り扱いが可能ですが、取り扱うためには柔道整復師と言う国家資格を取得する必要があります。
専門学校に3年間通い、卒業時点で国家試験を受けられる権利が得られ、
その後、試験に合格すれば資格を取得出来ます。
・整体
整体と呼ばれる施設は特に資格などは必要なく、
基本的には誰でも開業できます。
施術の方法によっては民間の資格を取得する人も多いですが、
健康保険を取り扱えるような資格ではありません。
◯どんなことをやっているの?
・整形外科
基本的には医師の問診を始め、レントゲンやMRI・CT撮影、薬や湿布の処方。
設備によって、手術やリハビリなどを行います。
・接骨院
整形外科では薬や湿布の処方がメインとなるのに対して、
接骨院の場合は、実際に手で触れて施術を行うことが多いです。
その他、電気療法や急性的な痛みの場合はテーピングや包帯で固定することも。
・整体
施術の方針や方法によって多少違いはありますが、接骨院と似ていて、
手で施術を行うことが多いです。
上記のことから大きなくくりとしては、
接骨院と整体は似ていて、
整形外科は設備などの部分で違いがある。
と言うのが分かると思います。
◯ではどこで受ければいいの?
整形外科の場合、検査機器などの設備が整っている分、
・痛みが強くて身動きが取れない…
・シビレなどの普通では無いような症状がある…
など、重症度が強そうな時はマッチしてきます。
反対に、慢性的な肩こりや腰痛は、湿布や薬では根本的な解決にならないことが多いので、日常的な痛みや辛さはマッチしないことが多い傾向です。
接骨院や整体の場合は整形外科と反対で、
手で触れて施術する分、日常的な痛みは解決に繋がりやすく、
重症度が高い症状の場合は、精査が難しいので接骨院・整体では限界があります。
ですから、大まかに分けると…
重症度が高い→整形外科
日常的な症状→接骨院・整体
となります。
◯では、接骨院と整体どちらに行けばいいの?
これまでの説明だと、接骨院と整体の差があまり無いように感じると思います。
実際に行なっていることもかなり近いので、線引きが難しいところです。
しかし、体が辛いから接骨院か整体に行ってみよう…と思った時に明確に線引きが出来る基準があります。
それは、
「施術を時間で区切っているかどうか」
です。
例えば、腰痛で悩んでいる人が3人いたとしたら、その人たちの腰痛を起こしている原因はそれぞれ違うはずです。
そして原因がちがえば、施術方法も変わってきます。
ですから、体を改善するための施術を行うのであれば、施術時間で区切ることは難しいのです。
15分で終わる人もいれば、60分かかる人もいます…
もし接骨院や整体に行こうとしていて、そこが時間で施術を区切っているとしたら、
それは「リラクゼーション」だと思った方がいいです。
逆に、リラクゼーションはリラックスや疲労を取ることが目的ですから、
受けても改善しない!などと言っても文句は言えません。
「60分5000円」
などの表記がある場合は、そういうことだと思ってください。
これらのことから、
体を改善したい→時間表記の無い接骨院・整体
体をリラックスさせたい→時間で区切られている整体
を利用するのがいいでしょう。
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